日本における新入社員の研修期間の平均は約3ヶ月と言われています。
　また、医療の分野では研修医としての期間は約２年です。命を預かるからこそ、専門的なスキルを先輩からしっかりと学び、現場に立ちます。
　さて、専門職である教師の研修期間は一体どれくらいでしょうか？

　４月１日、現場に行った日、「あなたは◯年◯組の担任です。」と言われます。
　つまり実質０日です。
　もちろん、初任者は年間的に研修があります。
　しかし、それは教師をしながらの『ながら研修』であり、子どもたちは研修を大して受けていない人から、教育を受けることになります。
　これは、子どもにとっても、そして、教える教師にとっても不幸です。
　もちろん、大学で教員免許を取得していますから、教育についての情報は持っているはずです。
　しかし、現場に出る前の多くの初任者は、次のような不安を抱えています。

　「４月のスタート何を話せば良いの？」
　「朝の会ってどうするの？」
　「給食・掃除の指導ってどうするの？」
　「保護者対応はどうしたらいいの？」

　このような不安を解消するためにも、採用前の段階から教師のやり方とあり方を学ぶ仕組みが必要だと考えました。

　そこで、これらを改革するプロジェクトとして、『初任者のためのスタートアッププロジェクト』（通称：スタプロ）を立ち上げることにしました。
　このスタプロの目的は、『初任者が少しでもハッピーに１年間を過ごせるためのサポートをする』ことです。
　この目的に賛同してくれた５０名の教師がボランティアで運営をしています。
　
　スタプロでは、１月〜３月まで、全部で２０種類をこえる講座を体験しながら、教師になるための準備ができます。
　登壇する講師の方は、複数の著書を出版されている方、教育委員会等でも多数講演をしている方、現場でミドル世代で若手を育てている方、スタプロに参加していた現役初任者など多岐にわたります。
　これら全ての講座を無料で受けることができます。
　全ては、初任者・初担任の皆さんを応援するためです。

　みなさんも、教師１年目の準備をスタプロでしてみませんか？
　ご参加をお待ちしております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スタプロリーダー　かつ（山崎克洋）